自計化へ一歩前進?
関与先さんからの電話。
「先生、給与と会計の連動できました」
喜ばしいことです。
でもね、それは「自経化」。
つまり、自分の所で“経”理をやるだけ。本来の「自計化」は、自分の所を“計”れるようにならないとね!
- 『自経化』:経理業務の合理化に留まっている状態。(会計ソフトを導入した程度)
- 『自計化』:経理業務の合理化から更に自社の業績管理までを自社で行うこと。
電話をかけてきたのは、30代で1期目から黒字となった会社の社長さんです。嬉しそうでした。顧問契約をする際、まずは自分で経理業務をやってください。そしてダメなら対策を考えましょう!と言って以来、現金管理、経費精算方法、仕訳、現金主義と発生主義、貸借対照表・損益計算書、そして変動費と固定費と徐々にレベルアップしていったのですが、どうしても給与計算にかかわる部分だけ苦手。というか、社会保険の計算が危なっかしいので、その部分だけ私が手伝っていました(昨年の年末調整も手伝いました)。
もともと会計と給与は連動してるんじゃないの?という質問が来そうですが、当初はエクセルで給与計算していたんです。会計は弥生会計を持っていましたが、弥生給与は高くて買えないというので、ほぼ手計算。
黒字になるのが見えてきた昨年末に、「年末調整に必要」ということでようやく弥生給与を導入。歩合給が多い会社で、複雑な給与計算でしたので、設定に四苦八苦。そして、ようやく会計と給与の連動ができたとのこと・・・
本当に成功しているのか?という疑問を抱きながら、チェックするのも楽しみです。
「そんな設定、税理士事務所でやってやれよ~」
と言われるかもしれません。その通り!実は、私が預かっているバックアップデータでは設定を終えているのです。自分でやってみる!という意思があったので、社長の意思を尊重して待っていました。なので、チェックするのが楽しみなのです!
一度、設定方法を覚えれば、もし私が死んでも、社長が自ら設定を変更できるでしょ!だから見守っていました。そして、もうすぐ経理専門の社員さんが入社するのだろうと予想しています。そろそろ、経理業務も一巡したので、今度は、「社長のすることじゃない!」と正反対のことを言おうと思っていますので・・・
そうれはそうと、TKCの会員ならTKCシステムは?と疑問を抱くかと思いますが、顧問契約時に、真っ新の弥生会計を持っていたので、とりあえず弥生会計でいくことにしたのです。TKCさん、ごめんなさい。そのうちTKCシステムを勧めてみます。